オメガ3脂肪酸の意外な側面:オメガ3脂肪酸を動かしてアレルギーを促す酵素の発見

今日は衝撃的な研究結果の記事が目につきました。

”オメガ3脂肪酸の意外な側面:オメガ3脂肪酸を動かしてアレルギーを促す酵素の発見”

国立研究開発法人日本医療研究開発機構の研究者グループから発表されました。

“オメガ3脂肪酸は「体に優しい脂肪酸」として一般に知られていますが、今回の発見はオメガ3脂肪酸がアレルギーを悪くするという意外な顔を初めて提示したものです。

 マスト細胞の活性化は本来、寄生虫や毒素を排除するための生体防御応答です。この視点からすると、エポキシ化オメガ3脂肪酸は生体防御応答を高めている(良いことをしている)と解釈できます。

 ところが先進国では、寄生虫や毒素に対する脅威が減る一方で、アレルゲンに対する過剰応答(アレルギー反応)を示す患者の増加が社会問題化しています。こうなると、エポキシ化オメガ3脂肪酸によるマスト細胞の活性化促進作用はまさに諸刃の剣であり、むしろ悪い側面が顕在化したものと言えます。”

 

 今までアレルギー反応を起こすのはオメガ6脂肪酸(リノール酸)から派生するアラキドン酸の炎症作用が主な原因で、オメガ3脂肪酸はそれを抑える抗炎症作用があるので、アレルギー反応を抑えるとされていましたが、そればかりではなく酸化したオメガ3脂肪酸(エポキシ化オメガ3脂肪酸)はアレルギーを誘発しているとの研究結果です。

何でも摂り過ぎはよくないですが、アレルギー反応に関してのオメガ3脂肪酸の知識は少し修正が必要かもしれません。こうした最新情報も知らないと怖いですね。さらなる研究の進展が望まれます。


上の図とともに記事からお借りしました。

 

 

少し話はそれますが、この記事中に

“「ところが先進国では、寄生虫や毒素に対する脅威が減る一方で、アレルゲンに対する過剰応答(アレルギー反応)を示す患者の増加が社会問題化しています。」”

との一文が出てきますが、これは、ぎょう虫先生として知られる免疫学者の藤田紘一郎先生が20年ほど前に唱えた「花粉症の原因は寄生虫を撲滅しすぎたため」とする説と一致します。

当時は冷ややかに捉えられ、藤田先生の自説とされていたのですが、いまでは当たり前のこととしてこうして論文にも引用されていることに少し驚きました。時の流れを感じます。

私達は小中学校でぎょう虫検査を受けて育った世代だったので、娘のアトピーや主人の花粉症の原因として、寄生虫に向かっていた免疫作用が、花粉や食物に過剰に反応するとの説も、あながち間違っていないのではと思っていたのでよく覚えているのです。

実際の治療法としてサナダムシを腸内で飼う方法などもありましたが、さすがにそれはできませんでした。

そういえば、寄生虫ダイエットというのもありました。高名なオペラ歌手のマリア・カラスさんがサナダムシダイエットで50Kgの減量に成功したというのも当時話題になりました。

ちなみに藤田先生は自らの腸内で15年間6代にわたり条虫(サナダムシ)を2匹飼育していたことも有名です。著作もたくさんあり私も時々読んでいます。幾つかの著作の中で、オメガ3脂肪酸の摂取も勧めています。

 

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