パーム油を取り巻く問題は深刻だった!

昨日は主人と一緒に「危険な油 パーム油」の勉強会に参加しました。

会場は国連大学

小国連大学

その敷地内にある地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)で7人のプランテーションウォッチのメンバーの方と私たち2人が集まって始まりました。

小会場

プランテーションウォッチのメンバーの木村さんからメールを頂いたのがご縁で、今まで知らなかったパーム油に顰む深刻な問題の数々を知ることができました。

パーム油産地

トランス脂肪酸の健康被害への懸念の高まりから、アメリカでは2018年以降原則禁止となるなど、各国で規制が強化されています。

日本では平均摂取量が少ないとの理由から規制が全く無い野放し状態なのですが、一方で農水省などは食品加工メーカーに向けて自主的なトランス脂肪酸の削減を暗に求めており、現に大企業を中心にトランス脂肪酸離れが進んでいます。

こうした流れの中、トランス脂肪酸に替わる安価で酸化に強い使いやすい油脂として「パーム油」に注目が集まり、日本はもちろん世界的に使用量が急増しています。

日本ではパーム油が家庭で調理油として使われることがまずないので、その存在にさえ気づかずにいますが、実は、カップ麺やチョコレート、アイスクリーム、スナック菓子、マクドナルドなどのファストフードチェーンの揚げ油などに大量に消費されています。

自分たちが日頃口にしていると自覚しづらいパーム油ですが、一人あたり平均で年に4Kgも食べているのです。

私たちの食生活に大量に浸透しているパーム油が、安全なものであれば全く問題がありませんが、糖尿病や大腸がんの原因になるとの報告もあり、安全性が確立された油ではありません。

そして昨日学んだのはパーム油にはもうひとつの重大な問題があるということです。それは、生産にまつわる問題です。インドネシア、マレーシアが2大産地なのですが、熱帯雨林を伐採し、大規模なパーム畑に切り替えることによる環境破壊、生物多様性の崩壊、さらに、安い賃金と過酷な労働問題など、解決しなければならない深刻な問題が多々あるのです。

昨日の勉強会でプランテーションウォッチのメンバーの方から、スライドを使ったレクチャーを受けるまで、これほど深刻な問題が潜んでいるとは思いもよりませんでした。

パーム油にまつわるこうした問題への関心はEU諸国やアメリカでは高いそうで、具体的な取り組みも始まっているそうです。日本でもプランテーションウォッチのメンバーの方が活動を続けています。

私たちはすでにパーム油を口にしているのですから、こうした問題にもっと関心を持つべきだと強く感じました。

プランテーションウォッチのメンバーの方々のサイトでは、それぞれの問題が解説されていますので、パーム油の実態を知るきっかけとしてください。m(__)m

プランテーションウォッチ
「消費国側から森林破壊を食い止める」プランテーション・ウォッチは、プランテーション拡大がもたらす環境・社会影響についての最新情報をお伝えします。

パーム油 危ない油の話 (チョコの分析実験など)

*プランテーションとは、熱帯、亜熱帯地域で単一作物の栽培を行う大規模農園のことです。