犬にもさまざまな効果のある ”オメガ3脂肪酸”
2018年(平成30年)が開けました、
本年もよろしくお願い申し上げます。m(__)m
さて、戌年なので、犬とオメガ3のお話で始めましょう。
娘のアトピー治療のため、サラダ油やマヨネーズなどのオメガ6(リノール酸)系の油を断ち、オメガ3系の植物油(アマニ油、エゴマ油)に切り替えたのは、今から12年前の2006年です。お陰様でその後は健康に過ごしています。
今では、アマニ油もエゴマ油も簡単に手に入りますが、この当時は手に入れるまでが大変でした。特定のお店にしか置いていないので入手するのに大変苦労したものです。
ネットならすぐに買えるのでは?と思われるでしょうが、この当時、オメガ3脂肪酸やそれに関連するワードで検索すると、上位に表示されるのはドックフードやキャットフードばかりだったのです。フィッシュオイル(DHA.EPA)やアマニ油(αリノレン酸)入りのペットフードはたくさん売られていたのです。それに引き換え、人間用のオメガ3系の油はなかなか見つからなかったのです。
❑ 犬にも有効オメガ3脂肪酸
なぜ、ペットフードばかりが表示されたのでしょう?
人間を含む哺乳類はオメガ3脂肪酸(DHA.EPA・αリノレン酸)を体内で生成できませんが、食べ物から摂取することで心臓を保護する作用があることは、1970年代になって知られるようになってきました。
その後、アメリカでもさまざまな研究が進み、2004年には、FDA(米国食品医薬品局)が「DHAを含むオメガ3という脂質が冠動脈心疾患の危険率を低下させる」と認めています。
心臓病が多く、魚食の習慣のないアメリカでは、このオメガ3の効能にいち早く注目し、フィッシュオイル(DHA.EPA)入りのサプリメントが販売され、たちまち人気のサプリになりました。アメリカでは医師も推奨するほどの定番サプリです。
オメガ3脂肪酸が体内で生成できないのは犬も一緒ですから、人間に良いものはペットにも良いはずと、ペットフードにも添加し始めたのです。
こうしたアメリカでのペットフード事情の流れを受けて、日本のペットフード輸入会社が、いち早く輸入販売したのです。
日本では魚食がポピュラーなため、人間への効能より先にペットへの効能が注目されたため、ネット検索ではペットフードばかりが上位に表示されたというわけです。
❑ 毛並みが良くなり皮膚炎も改善
犬へのオメガ3の効用として心臓系への効能だけでなく、、毛並みや皮膚に良い作用がある事が挙げられています。去年観たテレビ番組でも、アラスカの犬ぞりレース用の犬の餌に、フィッシュオイル(サーモンオイル)を大量に混ぜて与えていました。やはり、毛並みが良くなり、水の弾きも良くなり寒さ対策に不可欠なのだと言っていました。
私の知り合いにも、飼っている犬にアマニ油を与えていたら、毛並みも良くなり、皮膚炎も良くなって臭くなくなったと喜ばれたことがあります。
犬や猫にとってもオメガ3は必須脂肪酸のひとつです。人も犬も体に良いのに不足しがちな栄養素は共通しているようですね。
犬や猫のペットがいる方は、人だけでなくオメガ3脂肪酸(DHA.EPA、αリノレン酸)を少量与えるようにしたら良いと思います。
以上、戌年にちなんだオメガ3のお話でした。
リノール酸の多いオメガ6系の油は控え、オメガ3系の油(アマニ油・えごま油)と魚のDHA.EPAを積極的に摂る食生活を続けて健康に暮らしましょう!
犬、猫それぞれのオメガ3脂肪酸について詳しくはこちら⬇をご覧ください。
*犬とオメガ3脂肪酸
ワンちゃんといっしょ
https://wanchan.info/archives/12992
*猫とオメガ3脂肪酸
https://the-mal.com/introduction/omega3-omega6
*こちらも是非
魚類に多く含まれるオメガ3脂肪酸が心臓を保護する仕組みを解明
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20140721-2/index.html
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